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トイレの流れる仕組みは?よくあるトラブルの原因と予防方法も解説

2023年01月28日

毎日使用するトイレですが、その仕組みを知っている方は多くないでしょう。
トイレは詰まりが発生したり、水が止まらなくなるなど、突然トラブルが発生したりする場合があるのです。

本記事ではトイレの構造や流れる仕組みの解説と、トイレで発生するトラブルとその対策、トイレの詰まりを予防する方法について解説します。
トイレの仕組みを理解すれば、突然のトラブルにも冷静に対処できるようになります。
早速ご覧ください。

トイレの流れる仕組みは?よくあるトラブルの原因と予防方法も解説

トイレの流れる仕組みを知る前に!まずは構造を知ろう

トイレの流れる仕組みを解説する前に、まずトイレの構造と各部品について説明します。
日常生活でトイレは必要不可欠なものですが、トイレの構造や部品について知っている方はそう多くないでしょう。

では、詳しく解説します。

構造と各部品を紹介|タンク内

トイレの背面に取り付けられているタンク内の部品について紹介します。

部品名称 構造と役割
浮き球 タンク内に水を貯めるための部品。

浮き球の下がり具合で必要な分の給水が行われる。

オーバーフロー管 タンク内の水が基準よりも多くなった場合に外へ漏れ出ないように便器へ水を流す部品。
フロートバルブ タンク内の水を便座に流す部品。トイレを流すレバーに繋がっている。
止水栓 タンク内の水の調整をする部品。

トイレのタンク内は以上の4つで構成されています。
部品自体はシンプルなものが多いですが、それぞれが複雑に絡み合ってトイレが作動しています。

構造と各部品を紹介|便器内

次に便器の中の構造と各部品について紹介します。
便器は以下の2つで構成されています。

部品名称 構造と役割
水たまり 便器内に溜まっている水。

排水路を通して下水に繋がっており、下水からの臭いがトイレ室内にまで伝わらないようにする役割。

また、便器に排泄物が付着しないようにする役割もある。

排水路 排泄物が通る管で下水に繋がっている。

この部分が詰まると水漏れや逆流が生じる恐れがある。

便器内の構造は、排泄物を受け止めて流すとてもシンプルな構造です。
普段トイレを使用する際に確認もできるのでイメージしやすいのではないでしょうか。

トイレの流れる仕組みを知ろう

まず、トイレには2種類のタイプがあります。

種類 特徴
ロータンク式 一般家庭に多く使用される洋風・腰掛便器。

タンクに水を貯めて流す。

最近では、タンクがないタンクレストイレが人気。

フラッシュバルブ式 貯水せずに排泄物を流すタイプの和風便器。

施設などの大勢の人が使用する施設によく使われる。

ここでは仕組みが複雑なロータンク式トイレについて説明します。

まず、排泄物を流すためにトイレのレバーハンドルを回しましょう。
するとフロートバルブが持ち上がって、タンクの水が便器に流れて排泄物が下水へと排出されます。

タンク内は水が少ない状態になっているので、ボールタップのバルブを通して給水が行われます。
水が所定位置まで貯まると浮き球の上昇によってバルブが閉まって給水の完了です。

以上がトイレの流れる仕組みです。

トイレの流れる仕組みを知りトラブルに対処しよう

トイレの流れる仕組みを知ったうえで、トイレのさまざまなトラブルについて解説します。

トラブル 原因 対策
水が流れない タンク内の部品の故障で、水が貯まらなくなっている。 トイレタンク内の部品の交換か、本体の交換。

トイレの耐用年数は15〜20年程度。

水が止まらない トイレの止水栓の緩み。

タンク内の部品の故障。

トイレの止水栓を締める。

タンク内の部品の交換。

レバーの不調 フロートバルブの鎖が外れている。 鎖が外れている場合は繋ぎ直す。

部品の交換。

詰まり トイレットペーパーや排泄物を一度に多く流した。

異物を流した。

お湯を流して押し流す。

クエン酸や重傷を使って溶かして流す。

異物が原因の場合は、業者に依頼して対処。

ウォシュレットの不調 電源や電気系統のトラブル。 コンセントを差し直したり、電源スイッチを入れ直したりして初期状態にする。

それでも改善されない場合は、業者に相談する。

以上のように、トイレにはさまざまなトラブルが発生する可能性が隠れていますので、注意しましょう。

トイレが詰まる前の異変・予兆を解説

トイレの詰まりが発生する前には、異変や予兆があります。
以下のような現象が発生したら注意しましょう。

異変・予兆 対策
水を流したときに「ゴボゴボ」と音が聞こえる。 排水管や便器に異物が詰まっている可能性があるので取り除く。
便器の水が通常よりも多い。 排水管が詰まっている可能性がある。

お湯を流して異物を押し流す。

以上のように、いつもと違う異変を感じるときは早めの対処をしてくださいね。

業者に修理依頼する判断基準を解説

トイレの詰まりの異変や予兆に対処をしなかった場合、水漏れた汚水の逆流が発生する恐れがあります。
マンションやアパートの場合、下の住人の住まいにまで水漏れの被害が広がり、ご近所トラブルに発展しかねません。

トラブルが解消されない場合は、修理業者にすぐに直してもらうようにしてください。

業者に修理依頼する判断基準は、これまで解説した対策を講じてもトラブルが改善されないときです。
トイレは毎日使うものなので、自分で対処できないときは専門家へ相談しましょう。

トイレ詰まりを予防する方法を紹介

トイレの詰まりは以下の方法で予防が可能です。

● 水に流せるペーパーや赤ちゃん用のオムツ、ペットの排泄物は詰まりの原因になりやすいので、流すのを控える
● レバーの大小を使い分ける
大便を「小」レバーで流すと、勢いが弱くなって詰まりを発生させる可能性がある
● 自分流の節水対策は、トイレの詰まりを起こす可能性があるので止める。
止水栓をむやみに閉めたり、タンク内にペットボトルを入れたりして流れる水の量を勝手に調整しない

以上のように、少しの工夫や注意でトイレの詰まりを解消できます。

まとめ

トイレの流れる仕組み、構造について解説しました。
毎日使う場所でもあるので、トイレが詰まるなどの突然のトラブルが発生しやすい場所でもあります。

これまで解説した仕組みやトイレの詰まりの予防法を理解すれば、実際にトラブルが発生しても冷静に対処できる様になるでしょう。

トイレの仕組みやトラブル対処法をよく知らない方は、これを機にしっかりと把握しておきましょう。

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